花粉症/アレルギー治療
花粉症・アレルギー治療
花粉症とは、鼻腔内に入ってきたスギ等の植物の花粉に対する免疫反応によって鼻水等の症状が引き起こされることをいい、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれております。
当院では、保険診療による一般的な抗ヒスタミン薬や点鼻・点眼薬の処方はもちろんのこと、「ヒスタグロビン」注射による治療も可能です。
ヒスタグロビン注射とは
アレルギー症状の軽快・緩和を促すための皮下注射薬であり、ステロイドを一切使用しておりません。当院ではノイロトロピンと併用することで、更なる抗アレルギー作用が期待できます
アレルギー性鼻炎 (花粉症含む)、血管運動性鼻炎、アレルギー性皮膚疾患(蕁麻疹、慢性湿疹、アトピー性皮膚炎)の方に治療適応があります。
ヒスタグロビン注射治療の流れ(保険診療)
通常1回1バイアルを成人では週1〜2回間隔で6回注射を1クールとし、皮下注射を行います。適応疾患の方には、保険適応での加療が可能です。
症状などを考慮し、1回のバイアル数は調整可能です。
(添付文書上の報告では、注射により60%超の方にくしゃみや鼻汁などの症状が有意に緩和されたといわれております。添付文書参照)
(副作用や注意事項については医師・看護師に直接ご相談ください)
即効型花粉症注射(自費診療)
花粉症症状が強く、即効性のある治療をご希望の方には、
【即効型花粉症注射】のご提案も可能です。
即効型花粉症注射
ヒスタグロビン+水溶性ハイドロコートン
自費診療 3,000円 (税込)
花粉症の症状がひどく、即効性の治療をご希望の方には、自費診療にはなりますが、ヒスタグロビン+ハイドロコートン注射をご提案可能です。水溶性ハイドロコートンはステロイドではありますが、他のステロイドよりも短時間型であり、短期間での使用であれば比較的副作用が出にくいことで知られております。詳細については医師にご相談ください。
ハイドロコートン医薬品情報はこちらをご確認ください(参照: 日本医薬品情報センター)
抗IgE抗体製剤 (ゾレア皮下注射:保険診療)
本剤は、近年認可されたばかりの、ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体です。
IgE抗体とその受容体(FcεRI)の結合を阻害することで、炎症細胞の活性化が抑制されアレルギー症状が消失する効果があります。
この治療をご希望の方は、投与前に問診と血液検査が必要ですので、お電話にて診療のご予約をお願いします。
<適応疾患>
・花粉症(スギ)
・気管支喘息
・特発性の慢性じんま疹
(既存治療によっても症状をコントロールできない難治の患者に限る)
当治療は保険診療であり、各疾患につき、投与量や費用、そもそも適応可能かどうかを問診、診察及び血液検査結果などによって決定する必要があります。詳細につきましては当院へ直接ご相談いただけますようお願いします。
ゾレア®についての詳細はこちらをご参照ください(ノバルティスファーマHP)
アレルギー検査
当院では、一回の血液検査で、39種類のアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)を調べることが可能です。
「花粉症だと思うけどきちんと調べたことがない」「食べ物もアレルギーがあるみたいで心配」など、アレルギーにお悩みの方はぜひご相談ください。
花粉症もスギやヒノキなどを原因とした春だけでなく、ブタクサやイネなど、年間通じて存在しています。
花粉症、アレルギー性鼻炎、喘息、アレルギー性じんましんなどでお悩みの方は、アレルゲンを特定することで、発症を避けられたり、治療へと結びつく可能性があります。
(医師の診断の下、症状があり原因が特定できない場合、保険診療にて実施可能です)